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ご近所さんが心配

私が住むマンションのお隣のAおばあちゃんは一人暮らしです。

ご近所さんが心配

頼れる親族は誰もいないようです。

最近、Aおばあちゃんは、訪問販売で布団や浄水器を買ってしまったようです。
本当は必要なかったけれど断ることができなかったと言っています。

Aおばあちゃんは、最近、足腰が弱くなり、少し認知症の症状が出てきたようです。
一人で生活していくお金はあるようだけれど、Aおばあちゃんの今後の生活が心配です。

Aおばあちゃんが安心して生活できるようにサポートしてもらえないでしょうか。

頼れる親族がいなくても成年後見制度は利用できますか?
全ての事例であてはまるわけではありませんが、本人が成年後見の申立をすることも可能です。また、親族に成年後見人になってくれるような人がいなくても、裁判所が選任する第三者が成年後見人になるので、頼れる親族がいなくても成年後見制度を利用することは可能です。
訪問販売、悪質商法などから守ることはできますか?
成年後見人は、本人がした契約を取り消すことができるので、もし、本人が訪問販売や悪質商法で契約をしてしまっても、その契約を取り消すことによって、本人の財産を守ることができます。また、保佐人や補助人の場合も、同意権を付与しておけば、本人が同意を得ずに行った契約を取り消すことが可能です。
各種支払いなど、お金の管理を代わりにしてもらえますか?
成年後見人の主な仕事は、本人の預貯金などの財産を管理することです。
したがって、社会保険料の支払いや、税金の支払いなど必要な支払いは、成年後見人が本人に代わって行います。
一人暮らしができなくなったらどうすればいいですか?
身寄りがおらず、一人暮らしができなくなれば、介護施設等への入所を検討します。
施設入所契約についても、成年後見人が代わりに行います。
介護施設に入る場合、身元保証人や身元引受人に成年後見人がなってくれますか?
後見人は身元保証人や身元引受人になることはできません。
しかし、成年後見人がついていることを施設側に説明し、身元保証人や身元引受人がいなくても施設入所できることもあります。